最先端のインクジェット印刷機を基にデジタル印刷における新たなビジネスモデルの標準化をめざす株式会社グーフ
デジタルを駆使した価値の高いプリントで「人」や「社会」を豊かにする株式会社グーフ
最先端のデジタル技術やインターネットを有効活用し、印刷を活用した事業の最適化に向けたコンサルティングやビジネスデザインを提供するソリューションカンパニー。世界標準を知り尽くす確かな専門性と独自の視点で時代の先を読み、「適地」「適時」「適量」をコンセプトに、必要な印刷物を必要な場所、かつ最適な形で提供するプラットフォームとエコシステムの構築を牽引しています。
その実現の第一フェーズとして、同社はデジタルファースト時代に活きる印刷の価値創造とサステナブルなものづくりを共創していく場として「goof.CAMPUS」を2025年に開設。中核設備としてキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ(以下キヤノンPPS)の『varioPRINT iX3200』を導入し、着実に成果を挙げています。
プロジェクトを主導する株式会社グーフCEOの岡本 幸憲氏とパートナー企業である株式会社アスコンの担当者・阿部 眞成氏に製品導入の背景や選定理由、運用の効果などについて詳しく伺いました。
導入のポイント
- 導入の背景
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- 印刷需要減少とそれによる収益悪化により、市場規模、事業者が縮小傾向にある
- 印刷業界もデジタル化や持続可能なものづくりへの対応が急務となっている
- 印刷にかかわるステークホルダーが共創できる環境を必要としている
- 選定の経緯
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- 『varioPRINT iX3200』の圧倒的なスピードと高い印刷品質に期待が持てた
- 誰でも扱える優れた操作性、スキルレス運用が可能になる点も高く評価した
- 理想とするビジネスモデルを実現できる製品として採用を決定した
- 導入後の成果
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- 多様な用紙でも色の安定性、再現性、階調表現など高い印刷品質を実感している
- 月産800万ページ/A4を実現できるポテンシャルを秘めているという手応えを感じる
- 印刷の量とスピードが大幅に向上し、工程の効率化によって納期短縮が期待できる
導入ソリューション・製品
インタビュー動画
導入の背景デジタル印刷の可能性の追求と新たなビジネスモデルへの転換
同社が新たなデジタル印刷プラットフォームの構築を目指して、2025年に立ち上げた共創拠点「goof.CAMPUS」の開設目的や経緯について伺いました。
印刷業界の縮小と、求められるイノベーション
昨今、日本だけに限らず印刷業界は大きな過渡期を迎えています。発注量の減少による生産密度・利益率の低下や、サプライチェーンの複雑化に伴うコスト増などを背景に、市場規模や事業者の数が縮小傾向にあります。加えて、デジタル化の推進や持続可能なものづくりへの対応が急務となっており、時代のニーズに即した新たな設備・人材投資とビジネスモデルの転換が不可欠となっています。
ステークホルダーをつなぐ共創の場
その鍵を握るのは、構造そのものの変革です。しかし、これは印刷会社だけで解決できる課題ではなく、印刷機メーカー、ソフトメーカー、サプライヤー、そして発注側といった印刷に関わるすべての方々との「共創」が欠かせません。ところが、こうしたそれぞれの目的を持ったプレイヤーを取りまとめる機能を持った環境は存在しませんでした。
そこで「ないものは自ら創るしかない」という発想のもと、実際の発注物の生産をベースに各ステークホルダーがそれぞれの技術を持ち寄り、研究を重ねる拠点として立ち上げたのが「goof.CAMPUS」です。
今回、キヤノンPPSさんから高速枚葉インクジェット印刷機『varioPRINT iX3200』の提案を受けたことで、長年温めていたこの構想を一気に具現化できました。
選定の経緯「適地・適時・適量」生産を実現する圧倒的な機能性
デジタル印刷による新たなビジネスモデルの標準化を目指す「goof.CAMPUS」の中核となる印刷機として『varioPRINT iX3200』を選択した理由はどこにあったのでしょうか。提案内容や導入の決め手となったポイントなどについて伺いました。
印刷ビジネスの発展を左右するハードウエアの重要性
そもそも印刷業界は装置産業であるため、メーカーから革新的な製品が提供されなければ、市場の成長を適切にコントロールするのが難しいという現実があります。つまり印刷を生業とする会社にとってハードウエアの性能は、ビジネスを拡大させるための重要な「レバレッジ」なのです。
「適地・適時・適量」の実現を目指して
デジタル印刷にはインターネットと連携し、標準化されたデータを直接印刷機に投げ込む利点があります。準備にかかる時間やコストを大幅に削減することができ、少量印刷や即時性、内容変更への柔軟さといった強みがあります。また、これまでオフセット印刷に比べて品質が劣るとされてきましたが、目覚ましい技術の進歩により、その弱点も払拭されつつあります。
社会全体のDXが成熟した現代のニーズを踏まえると、印刷が再び発展するためには、この動きと連動するプラットフォームの構築が大前提となります。必要なものを必要な時に必要な量だけ提供できる「適地・適時・適量」生産を可能にし、これまで言われてきた多品種小ロットではなく、マスカスタマイゼーションの提供を可能にする仕組みを整えることだと考えています。
現代の印刷ニーズに応える「高速」と「高品質」
印刷の構造そのものを乗り越える、新しいビジネスモデルや生産環境を検討していた際、キヤノンPPSさんからご提案いただいたのが『varioPRINT iX3200』です。その圧倒的なスピードと高い品質に触れた瞬間に、「これなら自分の理想をすべて形にできる」と直感しました。さらに導入の決め手となったのが優れた操作性です。専門的な技術や熟練の職人技を必要とせず、誰でも一人で大量の印刷に対応できる「スキルレス」な運用が可能な点も、非常に高く評価しています。
導入後の成果1台ワンオペで月産400万ページ/A4のプリント体制の実現に貢献
揺るぎない品質の高さを実感
現在、印刷の共創拠点としての「goof.CAMPUS」を正式稼働してまだ3か月ですが、新たな事業として順調に業績が伸びており、構想は間違っていなかったという自信が確信へと変わり始めている段階です。実際に印刷業務を行い、さまざまな素材・サイズ・厚みの用紙にも対応した色の安定性や細線の優れた再現性、豊かな階調表現といった高い品質を実感しています。



パートナー企業が評価する工程全体の効率化
情報支援事業部 製造部 販促製造グループ 部長 阿部 眞成 氏
特に印刷の量とスピードがサービスの要となる、店頭等で商品名や価格などが記載されているプライスPOPを主力製品とするパートナー企業からは、量・スピードともに大幅に向上できたことで事業拡大の新たな強みを得られたと高く評価されています。処理速度が上がり、納品までの工程全体が効率化できたという現場の声も寄せられています。
今後はデジタル印刷の特性を生かした「適地・適時・適量」生産をさらに進めることで、輸送コストの削減や環境負荷の軽減にもつなげていきたいと考えています。
業界の未来を拓く、高速枚葉インクジェット印刷機
当初、「goof.CAMPUS」では『varioPRINT iX3200』1台のワンオペレーションで、月産400万ページ/A4のプリント体制を構築する事を第一目標としていました。しかし、実稼働を経て1台3シフトで計800万ページ/A4を実現できるポテンシャルを秘めているという確かな手応えを感じ、現在は計画を軌道修正している最中です。
『varioPRINT iX3200』は、当社の事業を成功に導く優れた性能を備えており、変革の過渡期にある印刷業界の未来を切り拓く重要な存在と言えます。


今後の展開あるべき未来を追求し、次世代の「NEW NORMAL」をカタチに
『varioPRINT iX3200』を基軸に、デジタル印刷による新たなビジネスモデルの創造を目指す同社。最後に、今後の取り組みや展望について伺いました。
適地生産工場の拠点を全国に新設
現段階で「goof.CAMPUS」は、神奈川県を拠点に展開していますが、2027年までには埼玉県と広島県に新たな拠点を設ける計画も進めています。その後も関東や中部エリアに拡充して最終的には全国5拠点を目標に適地生産工場をつくる予定です。 消費地に近い場所で印刷を行う適地生産のネットワークを構築することで、輸送コストや配送時間を最小化し、サステナブルな未来に向けてあるべき印刷業界の「NEW NORMAL」を創っていきます。
海外マーケットの開拓にも挑戦
また、当社は海外でも事業展開しています。『varioPRINT iX3200』はグローバル標準になりつつあるので、この機種を基軸とした「goof.CAMPUS」のビジネスモデルを活用し、マーケットの新規開拓も視野に入れています。
キヤノンPPSさんには印刷の新たな価値創造を目指すパートナーとして、さらなる連携強化とハードウエアの提供や安定稼働に向けたサポートなどのご協力を期待しています。
株式会社グーフ
事業内容:プリンティングサービス事業等
所在地:東京都目黒区自由が丘2-16-11
設立:2012年6月
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本記事は取材時(2025年12月)のものです。
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